コロナ終息願う「アマビエ」の置物、熊本で想定外の増産

世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの早期終息を――。熊本県天草市下浦町の地域おこし団体「しもうら弁天会」が、疫病を鎮めるとの言いつたえがある熊本ゆかりの妖怪「アマビエ」の置物を作り、販売を始めた。
 アマビエは、江戸時代に現在の熊本県の海から現れたとされる妖怪。新型コロナの感染拡大を受けてSNSなどで話題になり、厚生労働省も感染拡大防止を呼びかけるキャラクターに起用している。
 天草地域には、江戸時代から伝わる土(どろ)人形と呼ばれる伝統民芸品がある。天草市出身の若杉浩一・武蔵野美大教授らが土人形の技術を後世に残そうと、新しいデザインの「下浦土玩具(どろがんぐ)」を考案し、3年前からしもうら弁天会が制作に取り組んでいる。
 熊本県も緊急事態宣言の対象区域になり、アマビエの土玩具を制作することにした。「家に飾ってコロナの早期終息を願ってほしい」と宗像桂子副会長(66)は話す。
 「願いが四方に届くように」と、「四散」にかけて43個限定の予定で作った。フェイスブックを通じ1個2750円(税込み)で販売したところ、約600件も注文が。終息の日を心待ちにしつつ、想定外の増産に追われている。













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